母の命日

この3~4日間、こちらはインディアンサマーと呼ばれる暖かい日が続いています。
今日のように気持ち好いポカポカ陽気の秋の日が、いつまでも続いてくれたらなぁ....
インディアンサマー....
とうとう、長く厳しい冬の始まりが近づいて来た事を告げています。

ああ、そうだったなぁ。
たしか、あの日の10月17日の大阪も、こんな秋日和だったなぁ。
あの日の青空を、私は今でもはっきりと覚えています。

今日は、母の命日。
.....あの日から、もう30年の歳月が過ぎてしまいました。
私が母と一緒に過ごした年月よりも、
母を失ってからの年月の方が遥かに超えてしまったというのに
母が突然この世を去ってしまったというショックと心の傷は、まだ私の中で引きずっているのです。
お母さん....今、本当に天国から私達を見ていてくれているのかしら?
見ていてくれなくていいの。
ただ生きていて、私のそばにいて欲しかった。

私の母は、47歳の時に心筋梗塞で亡くなりました。
朝、私達のお弁当を作り終えて、突然に亡くなってしまいました。
最後に母が作ってくれたお弁当を、悲しみと絶望の中で、
「お母さんの作る牛肉と生姜の甘辛煮はいつも本当に美味しいなぁ。
でも、もうお母さんの作るお料理を食べる事ができないんだなぁ」と、号泣しながら食べました。

母に「ありがとう」も「さよなら」も言えずに....
私の夫や娘に会ってもらう事もできずに....
悲しみと後悔と悔しさ、そして怒り....

「母を失って私達はこんなに悲しく辛いのに、
どうして今日の空は、こんなに美しいのだろう?」

「今日で私の人生が大きく変わろうしているのに、
どうして世間はいつもと変わりなく動いているのだろう?」

30年前の今日、そんな事を不思議に思いながら考えていたのです。

娘のアンナには、絶対そんな悲しい思いをさせたくない!
だから私は、絶対に健康で長生きしてみせる!!



今日はとってもセンチメンタルな私、なんですのよ。


秋の空は、ちょっぴり寂しい
雑草の花さん達、今のうちしっかりと咲いてね。

チビ、クロ、パフィー。外を見るのは久しぶりです。

秋日和を楽しむオリバー君。

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